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高杉 記子「FUKUSHIMA SAMURAI - The story of identity」

相馬野馬追。その1000年以上続く歴史を、あの震災直後でさえ中止することなく、未来へとつないでいこうとした人々。

大切なものを失い、未曾有の災害を体全体で受けながら、しっかりと前を向き、ぶれずに毎日を生きている。家族を、友を大切に思い、馬を大切に思い、土地を大切に思う。

揺るぎないアイデンティティは、歴史を未来をつないできた彼らの祖先が - わたしたちの祖先が -、毎日の一瞬一瞬において、何が大切か選択してきたものの累積によってつくられているのだとおもった。

「野馬追があったから、震災を乗り越えることができている」何回もその言葉を耳にした。

失ってもまだそこにあるもの。

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ここに立つサムライの方々のほとんどは、いまだ入ることができても住むことができない状況にある小高区の方々です。2012年秋、ふるさとの土地の、お一人お一人にとって大切な場所で、時間をかけて撮影をさせていただきました。

作品作りにおいて、多くの方々からご協力をいただき、また貴重なアドバイスをいただきました。南相馬市の皆様をはじめ、出会った方々からいただいたご親切は言葉に言い尽くせません。特に野馬追のサムライの皆様には、貴重なお時間とたくさんのあたたかいご協力をいただきました。ここに改めて心より感謝申し上げます。


PROFILE

東京在住。早稲田大学人間科学部(臨床心理学専攻)卒。
London College of Communication, University of the Arts London (MA Photojournalism & Documentary Photography) 卒。

norikotakasugi@gmail.com
www.norikotakasugi.com


写真展

2013年3月 - upcoming: “Fukushima Samurai - The story of identity” in “9 Photographers’ Eyes vol.3”, 在英日本大使館, ロンドン、イギリス
2013年2月: Photobook “Fukushima Samurai - The story of identity” in “E book show”, John Hansard Gallery, サウサンプトン、イギリス
2012年12月: “Fukushima Samurai - The story of identity” in “It is What it Was” Final Show of MA Photojournalism and Documentary Photography, London College of Communication, University of the Arts London, ロンドン、イギリス
2012年5月: “Sound of creation” in “9 Photographers’ Eyes”, Ceylon Tea Garden, 福島県会津若松市
2005年7月: “Moment of Happiness”, Gallery LE DECO, 東京


※銘醸館に展示されている「Fukushima Samurai- The story of identity」のポートレートの一部と写真本は、2012年12月のロンドン芸術大学の卒業展「It is What it Was」をはじめ、3月には在英日本大使館にて、「福島写真プロジェクト - Reflection 9人の視点」のグループ展として展示されています。写真本は、イギリスの写真本展「E book show」に選ばれ、現在ほかの60冊の写真本とともにイギリスのサウサンプトンにあるJohn Hansard Galleryにて3月1日まで自由に閲覧できるようになっています。
震災から2年、微力ながら、福島の状況が忘れられないよう伝える一助となれば幸いです。


  
 

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